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adidas

ADIZERO ADIOS PRO 5

4.1/ 5 性能点(レース) 4.0/ 5 コスパ点
価格
¥29,700
重量
180g
オフセット
35/39
用途
レース(サブ3前後向け)
ミッドソール
LIGHTSTRIKE PRO(2層)
adidas ADIZERO ADIOS PRO 5 の商品画像

ホストレビュー

RACE|レーシング

最軽量で最安。ただし足を選ぶ。

レース用4足で一番軽く、一番安い。アディオス プロ5の価値はこの2点に尽きる。ただし足を選び、減りも早い。サブ3前後を本気で狙う人のための靴で、「初めてのカーボン」には勧めない。

約177〜180g27.0cm
¥29,700レース4足で最安
約350km想定寿命の中間値

結論

向く人

サブ3前後を狙う。中足部〜前足部で接地できる。足幅は細め〜標準。

向かない人

甲が高い。扁平足気味。疲れるとかかとの外側から落ちる。10km以下のキレを最優先する。

発売:2026年12月2日(先行予約は11月18日)。本稿の時点では発売前で、評価は先行体験とメーカー発表が中心。

スペック

価格¥29,700($250)
重量約177〜180g(27.0cm)/US10.5で195g
スタックかかと39.0mm/前足部35.0mm
ドロップ4mm(前作は6mm)
ミッドソールLIGHTSTRIKE PRO(2層)
プレートENERGYRIM(靴底の外周を囲むカーボン)

スペックから読む

靴底の全体
靴底の全体
靴底の接写
靴底の接写

カーボンを「外周」に移した意味

前作までの5本のカーボンロッドをやめ、靴底の外周を囲むリム構造に変えた。足裏の真下が空くので、そこにフォームを詰められる。メーカー発表でエネルギーリターン(踏んだ力が返ってくる割合)は約9%向上、重量は前作比で約23g減。この靴の設計変更は、ほぼこの1点から来ている。

前足部35mm、ドロップ4mmの代償

4足のうち前足部が最も厚く、ドロップが最も小さい。前足部の衝撃はよく遮断されるが、ロッカー(靴底の反り)の曲がり始めがやや後ろへ移った。ここが短い距離での評価を分けている。

数字で見る

定価の比較

アディオス プロ5
29,700円
シエロ X1 3.0
38,500円
エンドルフィン プロ5
37,400円
アルファフライ 4
39,600円

1kmあたりの費用(定価÷想定寿命)

シエロ X1 3.0
110円
アディオス プロ5
85円
エンドルフィン プロ5
75円
ゴースト 18
28円
ノヴァブラスト 6
25円
ウエーブライダー 30
23円

寿命データのある6足で試算した概算。シエロとアディオスは350km、プロ5は500km、デイリーは想定寿命の中間値(ライダーは800km)で計算。

ライバル比較

アディオス プロ5シエロ X1 3.0エンドルフィン プロ5アルファフライ 4
価格¥29,700¥38,500¥37,400¥39,600
重量約177〜180g(27.0cm)213g(28.0cm)206g(27.0cm)約188g(26.5cm)
ドロップ4mm7mm8mm8mm
安定性中低極めて高い中〜高
想定寿命約300〜400km約300〜400km500km以上データなし

他の3足より¥7,700〜9,900安い。サイズ条件が揃っていない点は差し引く必要があるが、それでも軽さは最上位クラスだ。安定性を買うならプロ5、後半の押し上げを買うならアルファフライ4。比較軸はこの2本で足りる。

走りの評価

海外レビューでは、前作プロ4より沈み込みが抑えられ、接地から反発までが速い「芯のある弾力」になったと報告されている。1マイル5分00秒〜7分30秒(キロ約3:06〜4:40)の幅広いペースに追従するという評価もある。

国内の実業団選手のインプレッションでは、反発が特定のポイントに偏らなくなった点が評価された。レース後半にピッチや着地位置が乱れても返りが安定するなら、市民ランナーにこそ効く変更だ。

弱点

ショートのキレ10km未満で前足部を鋭く使う人からは「前作のほうが瞬間的に速い」との声がある。
かかとが細い疲れて外側から着地する癖があると挙動がシビアになる。
つま先の高さが低い軽量化で天井を削っており、親指の爪を圧迫しやすい。甲高の人はきつい。中足部の内側も細く、扁平足は土踏まずの擦れに注意。
減りが早い前足部外側にフォームが露出している。前足部着地の人は特に早い。

会社員ランナーの使いどころ

寿命は約300〜400km。平均350kmで割ると1kmあたり約85円で、4足の中で特別安いわけではない。つまり本命レースと直前の刺激入れに絞る靴だ。平日の練習でおろさないこと。ポイント練習はエンドルフィン スピード 6、ジョグはノヴァブラスト 6に任せ、この靴は年に数本のレースへ温存する。

なお値段だけで選ばないこと。サブ3.5以降で、後半に接地が崩れる自覚があるなら、¥7,700の差を払ってもエンドルフィン プロ5のほうが結果は安定するはずだ。

まとめ

軽さと価格は4足で頭ひとつ抜ける。代わりに足型と接地を選び、寿命も短い。条件が合う人には最も合理的なレース靴で、合わない人には最も高くつく靴になる。試着は必須。

※本記事はメーカー公表値、海外ラボの計測データ、国内外のレビューをもとにした分析です。重量はサイズ・個体で前後します。

ホスト評価(レーダー)

みんなの平均評価

ホストによる評価

項目 スコア コメント
クッション性 ★ ★ ★ ★ ☆ 4.0 前足部35mmで衝撃遮断が高い.
安定性 ★ ★ ☆ ☆ ☆ 2.0 外周リムが効くがヒールは細い.
軽さ ★ ★ ★ ★ ★ 5.0 27.0cmで約177〜180gと最軽量級.
コスパ ★ ★ ★ ★ ☆ 4.0 レース4足で最安.ただし寿命は短い.
履き心地 ★ ★ ★ ☆ ☆ 3.0 つま先の天井が低く,甲高はきつい.
デザイン ★ ★ ★ ☆ ☆ 3.0 公開データが少なく暫定評価.
通気性 ★ ★ ★ ☆ ☆ 3.0 RunRepeatの評価値.
スピード性能 ★ ★ ★ ★ ★ 5.0 接地から反発が速く直線的.
グリップ ★ ★ ★ ★ ★ 4.5 Continentalラバーで雨天も強いとの評価.
耐久性 ★ ★ ★ ☆ ☆ 2.5 約300〜400km.前足部外側に露出フォーム.

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クッション性
安定性
軽さ
コスパ
履き心地
デザイン
通気性
スピード性能
グリップ
耐久性

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